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updated 2023-05-09
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HOME > 2010展覧会 > 19th.「栗田咲子」お八つの友

栗田咲子展 Kurita Sakiko Exhibition
お八つの友 10月19日(火)〜11月7日(日)

ドローイング新作はこちらからLinkIcon

栗田咲子展 2010

複数の場所、思い出や記憶をひとつの画面に描くことが多い栗田作品。


その組み合わせの不思議や、登場する人物(本人や友人)や動物の脱力さ加減に、思わず笑ったり引きこまれたり。


独特の感性で描かれた、ほかにはない栗田ワールドをお楽しみください。


今回は新作油彩画6点のほか、ドローイング数点を展示いたします。
(会期中、ギャラリーヒルゲートでのグループ展(26-31)にも出品、あわせてご高覧ください。)



栗田さんの絵は・・・!? !

証言A

「ほのぼのしてユニーク」

証言B

物語の多様性。そんなモノがあるのかしら。栗田咲子が描く絵の中でよじれるようにして現れてくる「物語り」生まれそうなものやもう絶滅したモノが重なりつつレーヤーに透けて見える。時間までが重なって。彼女自身も書いたときのことを憶えていないのかも知れない。見えないモノまで。つなげるもの

証言C

栗田咲子展、タイトルも楽しみのひとつ。言葉で作品を語ったとき、時代も一緒に切れてしまっているような。きっと、コピーライターとしても成功したに違いない

証言D

交錯するマルチな物語り。栗田咲子の油絵。底知れない言葉が隠れている。今回のテーマは。お八つの友?? なんだ

自画像

京都新聞10月30日
美術ページ

証言E

「気取ったところがないのが好き」

栗田咲子 2009年新作 菅谷猫と鶴見猫 130×80cm M60 ¥288,000(税込)

証言F

栗田咲子は、その絵の前から動けなくなる絵を描く。

証言G

栗田咲子の絵は、つながった、どこかの世界からのメッセージ。でも音量はそんなに大きくなくて、え、って。自分の聞き耳がどちらかが分かる

証言H

やぎさん。良かった。一枚のドローイングには、二つの月が描かれているやつ。
「1Q84」が書かれる前に。そのどこかへの入口のような動物は描かれた。
一枚の画用紙は平面なのに。
画家がそれに触れるとぽっかりと出口や入口ができはじめる。ふだんの脳ミソ回路は切断される

証言I

栗田咲子の絵は、恐い。
しかし、それを包み込んでいる何かはとても優しい。
なにか違うモノが飛び込んできている。だけどキャンバスの上では明確にならない。
訪れた想念が描かれずに、跡形を残している。

証言J

シューッウ、ひと筆が動くとき、はじめの力は栗田咲子が入れるんだけど。力を抜いているのは、はたして栗田咲子なんだろうか。初期の作品を見ていると、どうやら栗田咲子を道具にしている栗田咲子がいるように感じる

証言K

栗田咲子の絵は、一つの根っこから違う花を咲かす花を繋げるように物語る。ツナギノために筆が動いてゆくのだろうか。右と左とを繋げる。カンガルーとカンガルーの観ている世界を全く違う場所に、違う色を使って転送する。なんで、ここ? どうして、そこなの。なにが集まってきているのか。分からない継ぎ目を開いてみたい
青のカンガルー
青の神庭
青の空
雪が降ってる

証言L

油絵の具で日本の色を醸し出す。

証言M

ドローイングは、発想のシンプルスケッチか。新作ドローイング楽しみです

証言N

国立国際美術館、絵画の庭、そして一年。栗田咲子の新作楽しみ。亀が泳ぐ絵が好き

証言O

巨大トンボが粉々に、そんな案内状。栗田咲子作品の画面の中。果たして真実は。目にはいらないことは起こってないことに同じ。マスコミがなければね。自然界の必然は、中心部に生物としてのじぶんがいること。生物多様性・・・

証言P

ずっとイイと思ってた。安いときに買っとけば良かった

証言Q

もっといっぱいみたい作家さん。物語りに物語がインサートされてくる表現が
妙に迫ってくる
絵画の庭展(国立国際)の「飛鳥の棚」もう一度みたい。オレンジ色? 橙? とっても日本的な世界だった
朱鷺がいた?
小学校があった?

栗田的物語りワールドの集大成だったように思います。
栗田咲子 旧作 右端「ギタリーナ」は販売中

証言R

どこが好きか。よく分からないけど。見に来てしまいます。

証言S

描きたいモノが描けるようになってきたかな

証言T

色がきれいになった。やる気のない感じ(に見える)がなくなってきた。

証言U

期待を裏切られることがないなー。

証言V

「絵画の庭」で見て、気になって、カロンズネットで調べて名古屋から来ました。いままで絵画は見なかったんですが「絵画」いいですね

証言W

「ねずみ」今回も笑わせてもらいました。なんでって、聞いたらあかんのですよね、栗田さんのは

結界かもめ

栗田咲子展 2010 gallerymorningkyoto

今回の展覧会テーマ「お八つの友」

DMの作品は、結界かもめ

栗田咲子 略歴


1972 岡山県生まれ 
1997 京都市立芸術大学大学院美術研究科修了


主な個展
1995年 ‘96 ‘98 ‘01 ‘02 ‘04 ギャラリーココ/京都
1999年 ‘00 ‘01 ‘03 ‘05 ‘07 ‘08 FUKUGAN GALLERY/大阪
2007年 ギャラリーデン(大阪)
2009年 新作と、そして、もう一度みたい栗田咲子展 install ギャラリーモーニング/京都
2009年-2010年 「数珠の茂み」FUKUGAN GALLERY/大阪


2010年 「絵画の庭〜ゼロ年代日本の地平から」(国立国際美術館/大阪)


主なグループ展
1997年 栗田咲子・喜多順子展 ギャラリーココ/京都
1997年 神戸アートアニュアル’97展 神戸アートビレッジセンター/兵庫
2000年 VOCA展2000 上野の森美術館/東京
2000年 LIKENESS展 ギャラリーココ/京都
2002年 art in transit vol.3展 ザ・パレスサイドホテル/京都
2004年 Art Court Frontier展 2004 アートコートギャラリー/大阪
2005年 I am beautiful 展 PHギャラリー/ニューヨーク
2006年 「リトルストーリーズ」/FUKUGAN GALLERY/大阪
2006年 Concrete 2006展 同時代ギャラリー/京都
2007年 栗田咲子・寄神くり展 TAKEFLOOR/東京
2008年 是が非の絵画展 (株)大和プレスビューイング・ルーム/広島
2008年 Exhibition as media 2008 LOCUS展 神戸アートビレッジセンター/兵庫
2010年10/26-31 「芸大からの光ー現在から未来へー」(ギャラリーヒルゲート/京都