updated 2023-05-09
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荒川望展 5.7 - 19 Arakawa Nozomi
山のない、このあたりでは、
堤防の上に立つと
360度の見はらしが心地よい。
ここには、ほんとうの自然は
もうないけれど、
季節の移り変わりは
新しい自然を、作りつづけている。
ここから見えるもの、
花も木も、ひとつひとつ大きく見えたり、また、
輪郭を失って、ひとつの色の面となったりしながら
記憶に残っていく。
今、画面に置いた色は、見たことのない風景の始まり、
やがてその中に、かつて見たことのある風景がひろがっていく。
荒川望
風が吹いても旅立とう 27×27㎝ 綿布にアクリル、顔料もっと大きな花束を 79×38㎝ 綿布にアクリル、顔料
荒川望 Arakawa Nozomi
雲が生じ連なり流れる風景に光が射し込んで、華やかな彩りが印象的。広角レンズを覗いたときの広がりが横長パネルに描き出される。抽象世界に飛ぶ花々は遠近感をつくり出し、記憶の中の風景に奥行きのあるリアリティを再現する。
京都府在住
個展
1999、2005、2011 ギャラリーすずき/京都
2000~2008 キュービックギャラリー/大阪
2010 キュービックギャラリー/大阪
2011 キュービックギャラリー/大阪
グループ展
2009 秋山菜摘、荒川望 二人 キュービックギャラリー/大阪
2010 Painting2010展 キュービックギャラリー/大阪
2009, 2010, 2011, 2012 LA VOZ展 /京都市美術館別館
2012 Favorite Art view ギャラリーモーニング/京都