光景
岡林真由子 Okabayashi Mayuko トモウエスギ Tomo Uyesugi
奈良田晃治 Narada Koji 森本麻里 Morimoto Mari
「家・IE」展 2010
フダンの視線、
いつも見ているモノ
過ごしているジカンから生まれる表現
コンパクトデジカメやケイタイが普及して、デジタル一眼の使い手も広がって
「ええやん」「あっ」と撮りたい衝動受けるもののなかからシャッターを押す対象を選ぶんじゃなくて、
液晶画面に映る対象を、なにげにシャッターを押す人たちが増えて
フツーの人が生涯に撮る写真の枚数もかつての写真家なみに多くなって
写実がどんどん楽しくなってきた
表現はテクノロジーに係わりながら変わってゆく
絵画も変わろうとしている。
何気ないもの、生活の一部に含まれる風景
いつも見ているもの
それを表現したいと思っても、絵では簡単なコトじゃなくて
その思いを伝えようとすると
筆力と個性が欠かせない
家、そしてIE。言葉はアーティストの表現衝動をどんなふうに揺さぶり
アーティストの表現は、見る人の気持ちをどう揺り動かすのか
情景・・・人の心を動かす風景や場面
光景・・・目に映る景色や物事の有様
二つの景色が「家・IE」という言葉の上で、重なり入り交じる