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大峰山登頂・参拝・感謝、そして教え

京都報恩講社「明光会」として第一回大峯登頂を行いました。

女人結界を出発して10分もたたないうちに身体全体が重くなり、足が前に進まなくなった。なぜ、何だろう。これまで数十回登ってきてはじめての経験。
修行に備え、体重を絞り、コンディションも万全。
不思議な重さを感じたまま、ゆっくり、少しずつ登り続ける。
一の茶屋で一呼吸。雨が静かに降っている。
呼吸を整え、出発。しかし5分もたたないうちに、さらに身体が重くなり、後ろへ引っ張られる・・・

今回一緒に登っている人達、そして明光会の面々。
第一回目の講として、何とかして山頂参拝を果たしたい。
何度か、あきらめかけた自分に言い聞かせながら。「がんばれ、がんばれ」と励まされながら本堂にたどり着いた。

みんなのおかげで登れたと感謝でいっぱいになる。

そして今回はじめて本堂の秘像である役行者尊像を参拝することができた。
無理をしてでも登ってきて本当に嬉しかった。

参拝を終えると身体が急に軽くなってきて、足も前に進むようになった。
不思議な感覚だ。
これも役行者にお救いいただいたのだと想い、雨の中を下山した。

無事、第一回の登頂を終える事ができ、すべてに感謝した。


その夜、今日の事を反省をし、いろいろと想い考え悩んでいると、一つの答えが出てきた。それは、今回は自分が講長(講の責任者)にかかわらず、無理して登った事が間違っていたという教えだ。自分ひとりではない。これからは、人を導くものとして、あの時、登る事を断念する事も考えなければならないと想った。

もし自分が体調を崩したら、一緒に行をする人達にも迷惑がかかるし、家族にも心配をかける。

登る勇気も大事だが、プライドや邪念を捨てて、導くものとして「断」を下す事が、もっと大事な事だったと教えられた。

山頂本堂で役行者尊像をはじめて拝して戴いた力、救っていただいた出来事。
それは、もしかすると「死んでいたら二度と会う事はできない」という教えだったのかもしれない。

これからは、人を導く者として、自分にもっと厳しく「行」を続けて行きたい。

合掌


2005年7月
 
 
2006年大峯入峰は7月第2土日を予定。  
     
 

 

 

 

     
   
 
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