モーニングカンパニーの出来事 2003年 11月

歩     楽

南禅寺(http://www.nanzen.com/)から大文字へ登ってきました。イヤに森が明るかった。おおきな木に力がない。かび、こけにやられている感じ。山桜の木は枯れたものが多かった。倒木を片付ける人も、もちろん、いないし。水辺の青々とした草も、まったくない。東山の尾根線に出るまでのクヌギ林もスケスケ。蜜の臭いもしない。秋は、こんなもんカ。
ウラジロに直接陽が差し込んでいる。杉の植林ももちろん間伐なんかしてない。ムッ、シーン、コワって感じが減量されている。なぜ、こんなになったの? 大文字の字のした、七曲がりへ抜ける(鹿ヶ谷方面へのおり口)ところ「ガサバラ」って呼んでた。笹が密集していたところ。いまは、ささもガサガサいわない。
山は、変わっていくのだと。木がひょろっとのびて、すかすか。奈良の大峯山系とくらべてしまっているのかも知れないけど、なんか物足りなさがのこった。→

三角点と、大文字の字のところでは大勢の人がお弁当を食べていた。これが原因?! 
いまでも、東山へ向かって家に帰る時、神宮道をこえると、空気が変わるのを感じるけど、その空気を生み出している「お山」は活力ダウンの様子。大豊神社の氏子でなくなり、カブト虫のことも、オニヤンマのことも、サワガニのことも思い出のなか、山とも遠くなった生活に、何となく不満足を感じた。84世帯に生徒児童が1人しかいない南禅寺草川町、静かな町内に観光客の声と観光バスの排気ガス(南禅寺は山門の横までバスを駐車させている!! だれか黒い粉をペットボトルにいれて振らんとアカン。)が、ただよっている。今年のは、紅葉じゃなく、枯れてるだけって、ほんと教えてあげたい。
◆地下鉄「蹴上げ」→南禅寺
→お滝→如意が岳→大文字→銀閣寺

 


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